予約の取れない火葬場

東京、首都圏では人口に対して、火葬場の施設が少ないために、常に火葬の待ち時間が発生している状態です。
火葬場には、施設基準がなく、建設に関しては市町村にすべて任されているのが現状のため、現存する設備は戦後に出来た火葬場から最新の火葬場まで非常に幅が広く性能もまちまちです。
そのため人口の増加に対して施設の整備が間に合わない自治体が結構出てきており、その結果、特定の設備に予約が集中して待ち時間が発生するという悪循環に陥っています。
火葬場に対するニーズも葬儀から火葬、場合によっては初七日まで一連でできる施設が求められており、特に公営の斎場を利用して葬儀から火葬まで行いたいというニーズは非常に高くなっています。しかも火葬の時間帯も昼の12時前後の希望が多いため、たとえ施設が足りていても利用時の競合は避けられず、予約も取れない状況はますます深刻になっています。
多少待ち時間が少ない民間施設は公営施設に比べて料金が高いため、公営の施設の整備が望まれるところですが、自治体がその推進を図ろうとしても、用地確保の問題や、周辺住民の建築反対運動などにより、なかなか整備が進まないのが現状です。
首都圏の公営施設では、1週間から10日程度の火葬場の予約待ちが発生しており、遺族の心労や資金負担が増すばかりです。それでも民間施設より公営施設のほうが料金が安いという考え方が主流のため、改善される見込みはありません。
今後ますます進行する高齢化社会を見据えて、火葬場設備の整備を自治体・住民ともに真剣に取り組んでいく必要がありそうです

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